77人が本棚に入れています
本棚に追加
オーナー社長
美笠木 博義
「そうそう、今夜…結婚式があるだろ?
明日から…ここが
御前の家になるわけだ、そうだな…?」
実感が、わかないけど
結婚したら…やっぱり、そうなるのかな。
私
天水 瞳
「そう、なりますかね…」
美笠木社長は、満面の笑みを浮かべる。
オーナー社長
美笠木 博義
「そこで、明日…
引っ越しをしてもらいたいんだ。
大丈夫!手配とかもろもろは、俺がやるからな!
御前は、ここでゆっくり休んでればいい。」
私は、何度かまばたきする…
私
天水 瞳
「て、手配って…」
オーナー社長
美笠木 博義
「賃貸契約、水道、電気、ガス、すべての解除と
御前の荷物を、ぜんぶこっちに移すんだ。」
な、なるほど…
私
天水 瞳
「それは、分かりましたけど…
私の家の家具を、ぜんぶ持ってくると
せっかくの広い家が、せまくなってしまいますよ?」
彼は、ニッと笑ってる。
オーナー社長
美笠木 博義
「そう!だから、家具は
必要最低限のものだけ、持ってくればいい。
たとえば、タンスやクローゼットだな…
他の家具は粗大ゴミで回収してもらおう。」
私は、苦笑する…
私
天水 瞳
「えと…わ、分かりました…
それでは、その…全てお任せします。」
社長は大きく頷いて、ガッツポーズをとり
さっそくスマホで、電話をかけ始めた!
私は、1階のベランダから丘の上の大自然を眺め
ベランダに、テーブルと椅子が出てるのが見えた。
最初のコメントを投稿しよう!