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今日は、週に1度…
社長に書類を持っていく日で
他にも、粗相をしなさそうな
あの、オツボネさま以外の
ベテランさんがいるのに
なぜか、あたしが社長に
書類を持っていくことになった
青いバインダーにはさみ
それを片手に、階段であと1階あがれば
社長室につく。
この会社は、3階建てで…
営業部と、人事部が1階
企画開発部と総務部が2階
3階が社長室になっている。
普段は、なかなか行かないところだから
なんだか…変に緊張する…
階段をあがりきった私は
深呼吸したあと、社長室をノックする。
ドアの向こう
「…ヤマキくんか?はあ、入れ…」
ヤマキさんは、オツボネさまの名前
ため息が、聞こえたんだけど…気のせいかな?
とにかく、入らないと…
私
天水 瞳
「失礼します…」
社長室に入ると、社長は手に持った
書類と私の顔を交互に見てきて…
その書類を慌てて机の引き出しに入れ
机の前に出てきた。
オーナー社長
美笠木 博義
「おお!瞳くんじゃないかぁ💕」
え…な、なに…?
私
天水 瞳
「あ、あの…企画開発部書類を…」
美笠木社長は、こちらに歩いてきて
嬉しそうに書類を受け取る。
オーナー社長
美笠木 博義
「ありがとう!実は…
話があるのだが、少しお時間良いだろうか?」
は、話ってなんだろう…
私
天水 瞳
「は、はい…なんでしょう。」
美笠木社長は、ソファーを
手のひらを広げて示す。
オーナー社長
美笠木 博義
「まあ、座ってくれたまえ。」
私は頷き、来客用ソファーに座ると
なんと…すぐ隣に座ってきた!
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