🛁社長への書類🛁

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私は、自分の席につき 今日…恐らく最後の総務部の仕事を進めていると 内線を終わらせた部長に、声をかけられる。 総務部部長 「美笠木社長から聞いたよ。 明日から、社長宅で秘書の仕事をするんだな… 社長は前々から君に ご執心のようだったから いつか、こんな日がくると思っていたが まあ、頑張れよ。」 私は、苦笑しながらも頷いた。 私 天水 瞳(あまみずひとみ) 「は、はい…ありがとうございます…」 私は、部長に顔を向ける。 総務部部長 「問題は、オツボネのヤマキさんだなぁ あの人…社長夫人の座を狙ってたようだし… まあ、軽くあしらわれていたようだが ああ…君は今の話、気にしなくて良い 君ならもしかしたら 社長夫人に、なれるかもな。」 私は、首を左右にふる。 私 天水 瞳(あまみずひとみ) 「いや、そこまでは… さすがに、無いと思いますけど…」 部長は、フッと小さく笑うだけで パソコンに視線を向けて、仕事を続け 私も自分のパソコンに向き直り 仕事を続け、お昼の時間になって 私は、出勤する時に近くのコンビニで 買ったお昼が入った袋を手に、総務部から出ると 上の階から降りてきた、社長とはち合わせた! オーナー社長 美笠木 博義(みかさぎひろよし) 「ああ!瞳くん、ちょうどいい! 一緒に、お昼を食べよう。」 社長は、私が片手に持った袋に気づく。 私 天水 瞳(あまみずひとみ) 「あの、私…お昼、買ってて…」 社長は、爽やかに微笑んだ。
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