堕天使日記

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 地上では私より先に堕天した者が多くいました。  堕天使の集まりを頼って、住居にありつくことが出来ました。  古ぼけた狭いアパートの一室で仕事先を探し、ある店のアルバイトをすることにしました。生活用品や食品などが売られている店です。  人間の営みを支える。神の使いとして相応しい仕事でしょう。  堕とされても、私は天使。人間を慈しむ存在です。  この店で真面目に働けば、私に落ち度が無いことを神様はすぐに分かるでしょう。
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