Episode3

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下の子達の事は、倒れそうになる前にフォローに入りたいけど私も先輩も体一つでフォローするのには限度がある。 私も2年前まではこの忙しい時期嫌いだったな。 彼氏にも会えなくなるしとかそんな気持ちでいっぱいだった。 まだ2年なのに懐かしい。 「花咲も大丈夫?心配。無理なら少し仮眠でも取ったほうが良いよ」 たしかに身体にキツさは感じている。 20前半の頃のようには体力はないし。 「はい、大丈夫です!私の仕事を早めに終わらせて周りのフォローに早く入りたいですし。」 「…本当真面目だよね、花咲。」 そう言って頭を撫でられて少し驚いた。 きっとこんな行動に意味はない。 妹のような存在の子を撫でたとかそんなんだと思う。 だけど今は瀬那さんとのことがあるからか、この行動は許して良いのかとか気になってしまった。 もし本当に彼氏だとしたら、多分もやっとしてると思う。
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