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まただ――――…
また、私の精神を錯乱させる音が聞こえてくる。これは現実での音なのか頭の中だけで聞こえている幻聴なのか、それさえもわからなくなってきている。
私はもう壊れているのだろうか――…
「たける……」
「うん……?」
「もう限界……。頭が……おかしくなりそうっ………」
「……そんなに気持ちいいの?」
「御手洗が気持ち悪すぎて……頭がおかしくなりそう……」
「いや、そっちかよ。てかまた、始まった。今度は何……?どんな妄想してんの……?」
「あの人、絶対に何処かで私たちの会話聞いてる……。今、なんかガタガタって変な音が聞こえた。健も聞こえたよね?」
「聞こえてねえわっ……。もう頼むから集中させて……。もうちょいでイキそうだからちょっと待って……」
「もしかしたら寝室にも盗聴器つけられてるかも。もっとよく探してみてよ……」
「やめろって……」
「お願い……探して……」
「あああああ!!もういい!!いいかげんにしろよ!!」
「…………」
「その台詞聞きあきた!!全部屋探したけど盗聴器なんかどこにもなかった!!御手洗さんのことも何回も何回も確かめたけど普通にいい人!!重度のストーカーとか無理がありすぎる!!ちょっと自意識過剰なんじゃね??もう病院行った方がいいって!!」
「……病院行けとか酷すぎない?」
「どっちがだよ!!こっちの台詞だわ!!毎回毎回ヤってる最中に、変なことばっか言いやがって!!マジ萎えるわ!!」
「どこ行くの……?」
「どこでもいいだろ!!もう喋りかけんな!!」
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