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健の発言に冷や汗が出てきたが、御手洗は全く気にしてる様子はなく穏やかな表情で笑っていた。
「俺ねぇ、気分によるんですよ。普段は暗いし大人しいですよ。今日は久しぶりに楽しいからテンション上がってます。」
「ああ、そう。身長なんせんち?」
「178ぐらいですね。」
「仕事してんの?」
「してますしてます。してないように見えます?」
「してないようにしか見えない!!」
「あはは。遊んでそうに見えるってことですか?」
「いや、遊んでそうというより寝てそうな感じ!!」
「寝てそう?」
「うん、年中寝てそう。」
「終わってますね、おれ。」
「違うの、違うの!!そういう意味じゃなくて~!!そうじゃないんだよなぁ~!!あれ?なんかこんな歌なかった?」
健は酔っ払うと結構な確率で失言をして相手を怒らせてしまう。蓮なんて、酒が入った健と何度殴り合いの喧嘩をしているかわからない。
やはり飲ませるべきではなかった。健が新たな失言をする前に帰ってほしい。
「ミタライさんって、ぶっちゃけ死ぬほどモテるでしょ?ありえないほど魅惑的なオーラあるもん。何人の女泣かしてきたんですか?なんか、大学生って感じで全然既婚者って感じしないんらけど~」
「俺がですか?全くモテないですよ。むしろ、職場では男女問わず全員から嫌われてるんですよ。もう半端ないぐらい。」
「絶対嘘だわ~。ていうか、俺が学生の時に一緒にバイトしてた人に、雰囲気がめっさ似てる。その人もくそカッコよかった。なぁ、紫乃たん!!かなり似てるよね?」
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