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「ありす、さっきみたいに鳴いて?」
シャワーに連れて行かれ、身体をくまなく綺麗に洗われた後、また同じようなシチュエーションが浴室内で行われている。
違うことといえば、フローリングで硬く痛かった床が、今は浴室内マットの上で若干柔らかく、背中がそんなに痛くないということくらいだ。
もう既に、十分過ぎる程の前戯を与えられた。
そして、さっきと同じくバックの体勢で今、突かれている。
もう、声が枯れるくらいに喘ぎ、鳴いた。
「ぁ、あ、っ、どうして今日はこんな、激しい、の?」
「ありすが可愛い過ぎたのと、みんながありすのこと可愛いって言ったのと、玲がやっぱりクソ野郎だったから、かな。とにかく、いろいろ」
「ぁあっ、それ、イイっ、ぁ、ぁ、!」
「はぁ、やっば。どうしよう、可愛すぎて止まんない」
「やぁん、イク、ぁあっ!」
「っ、ありす……!!」
・・・
「ミネラルウォーター切らしてたな。
はい、缶ビール。もう襲ってるから、飲んでも平気だろ?」
ご丁寧にプシュ、と開けて差し出される。
シャワーでの行為の後連れて来られたベッドの上、上目遣いに睨み付け、無言でそれを受け取った。
「はは、」
可愛いだけだよ、と視線で返される。
ごくごく、と、一気に半分程を飲み干した。
喉が乾いてカラカラな上に、あんなに鳴かされてしまい、カラカラを通り越してヒリヒリしている。
心地良く、喉を潤していく泡と苦味。
はぁ、と息を吐き、懲りずに目の前でまだ色気を保つ男を睨んだ。
「仁がこんな鬼畜だったなんて知らなかった」
「それ、褒め言葉?」
う、なにその余裕。なんなのもう、今日、調子狂う…!
また、ビールをぐびぐびと飲む。
「あーりす?」
缶ビールを取り上げられ、抱き付かれたままベッドへ押し倒された。
「めちゃくちゃ可愛いかったよ。ほんっと、ヤバかった」
「やだ、もう、あんな…恥ずかしく抱かれるの」
「恥ずかしくないよ?
しかも、すごくキモチ良かった…ありすは?」
「もう、、!終わってからも鬼畜だね?」
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