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「違う違う。いや、確かに幸せなんだけど、一回話をしただけじゃだめだよ。もっと仲良くなりたいもん。優志さんともっと仲良くなって、出来れば、あ・あの・・・。その付き合えたら・・・。そしたら、私はもう絶頂に幸せになれる!!!」
「おやおや、この前は“仲良くなれたら幸せ”って言っていたのに、君はその願いを叶えても、一向に幸せにならず、更なるお願いをしてくるんだねぇ。」
「そ、それは・・・」
美祈は言葉に詰まった。確かに、ケルビンのいう事は一理ある。が。好きな人とちょっと話が出来たくらいでは、その幸せは一瞬で終わってしまう。
「確かにね、確かに、優志さんと仲良くなれたら幸せって言ったけど、そんな幸せは一瞬で終わっちゃうのよ。だって、そういうもんでしょ?もっともっと幸せになるには、もっと優志さんと仲良くなって、最終的には彼氏にならなきゃ。そうじゃなきゃ幸せになったとは言えないよ。」
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