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嬉し泪は どんないろ 哀し泪は どんないろ 悔し泪は どんないろ あぁやっぱりか の この泪 まさかそんな の あの泪 きっといつかは の その泪 そんなどれにも当て嵌まらぬ あの日の泪は どんないろ 生きてくことは いろあつめ 零れる涙の その色も 泪が映す その彩も 総て集めて (かめ)に入れ 空の虹さえ 溶かし込み 宙のオーロラ 流し込み 数多の刻で 醸したら これがあたし と言える日に ぐい と 飲み干し 笑おうか 浮かぶ泪も いろあつめ 集めた彩で 虹が立つ
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