Prologue

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「え?大丈夫じゃないけど。」 「だよね、俺も。今、家無くなっちゃった」 なんて言いながらヘラヘラと笑っている。 家無くなったはかなり大事なのでは? 何で笑ってられる、この男。 「えー、可哀想」 「可哀想でしょ?だから、1晩泊めてくんない?泊めてくれたら御礼に何でもするよ。」 そう言って私の身体に触れてくる。 「そしたら、私の愚痴に付き合って。」 そう言ってマンションのエントランスにその男の子の腕を引いて入る。 こんな感じで部屋に招き入れた様な気がする。
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