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「恋愛するの怖いとか初心なこと言って。俺が一緒にいるから怖くないよ」
そう言って優しく笑いかけてくれる姿にときめいてしまう。
何でここまで突き放しても諦めてくれないの。
「樹希しつこい…。」
「うん、俺もそう思う。でも、結衣さんにだけだよ。こんなに必死になって結衣さんに釣り合う男になろうって数年頑張っちゃう男なんだから。」
しつこいって言われても嬉しそうで、もう私の気持ちなんて分かってるとでも言うように笑っている。
「本当に分かってる?6個も上なんだよ?私」
「社会人になって尚更思うけどさ、そんなに重要?それ。しょうがなくない?そんなん関係なく好きになったし」
どこまでもストレートな言葉で伝えてくる樹希。
こっちが恥ずかしくなるくらい真っすぐで、そして甘い。
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