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芽依が目を覚ました。 自分の部屋だ。 見慣れた天井に、カーテン。 長い夢を見ていた気がする。 良い夢のような、悪い夢のような、不思議な感覚がある。 気だるさが抜けないまま、芽依は制服に着替える。 ふいに、手首の傷に目がいく。 またアイツにやられたのだ。 アイツは自分の機嫌で芽依や、芽依の母親を傷つける人間だった。
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