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「…秘密を知ってしまったのだから、私にも見せて頂戴…二人の愛を…」
お嬢様の命令は、絶対だ…。
しかし…
「あら…?見せてはくれないの…?恋人なら出来るでしょう?…それとも、本当は偽りの愛なのでは…?」
「お嬢様…!それは違っ…」
それは違います…!!そう言い掛けた時、アレックスは私の唇を塞いだ…。
「ん…ッ…♡あ…ッ…♡ふ…あッ…♡」
彼の舌の熱が…私の口内を乱して…お嬢様も見ているのに止まらない…。
二人の愛を見せてと仰ったお嬢様は、口元を手で覆っている。
「お嬢様、まだですよ…?私達の愛を見せてと仰ったのは、お嬢様じゃないですか…私達のスイッチを入れた責任、取って頂かないと…」
そう言っている間にも、私達の衣服は乱れていく…。
互いに燕尾服のジャケットを脱がし、白いシャツから覗く首筋に舌を這わせ…やがて一つに溶け合っていく…。
その頃には、お嬢様は両手で顔を覆っていた。
「あ…ッ…♡あぁ…ッ♡…もう…限界…」
甘い吐息混じりに紡がれる言葉…
「…愛してる…」
こうして、私達は果てていきました…
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