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甘いチョコレートの香りが漂っている…。
『良い香り…あれ?でも、これ夢…なんだよね…?』
そう思いながら、私はゆっくり目を覚ました…。
次の瞬間、思いもよらない光景が目の前に広がっていた。
『私の隣に、女性が居る…!?』
何が何だか分からず思考回路が停止する。
『…って、言うか誰…!?』
どんなに傷心状態でも、知らない人を連れ込む趣味はない。
「お目覚めですか?愛羅」
チョコレート色のクラシックロリータのワンピースに身を包んだ女性が静かに私に問う。
「私、チョコレートケーキの化身、ショコラッティーですわ!宜しくお願いします。愛羅…」
そう言って彼女は、私の手の甲に口付けを落とした…。
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