新しく

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ご飯もお風呂も済ませると二人でソファーになって一緒に名前を考える。 そろそろ生まれる前に名前を考えようって、2人で本で見たり画数をネットで調べたり、名字との響きがおかしくないかとか考えながら二人で考える。 女の子の名前はどれも可愛くて悩んでしまう。 「何かどんな名前になっても可愛くなる未来しか見えないな。」 「本当瑞希絶対親バカ」 そう言って笑いながら、候補をいくつか上げていく。 「優和は?」 「ゆわ?」 瑞希の言葉に続いて私も名前を繰り返す。 「そう、結城 優和。」 「何で優和なの?」 「え、ゆうちゃんのこと考えてたらなんとなく…。」 優羽、を読み替えたらなんとなくゆわと読めなくもないからそれでかと察して笑ってしまう。 「子供の名前だよ、私のことから考えてどうすんの」 そう言って笑うと「でも可愛くない?」と言って、気に入ってしまったらしい。 結城 優和。確かにすごく可愛い。
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