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あなたとわたしだけ。
あなたはわたしといっしょだったのにかってにばらばらにして、もっときりわけるようにしたの。ほしいとおもったじぶんをばっするように。
へびさんはそれをおしえてくれた。わたしはいっしょになりたかった。でもあなたはさびしいのはやだって。おともだちがほしくて、ひとりになりたくないからわたしをつくってくれたって。
じかんがたつにつれてわたしもあなたもどんどんふえて、まざったりして、このきもちもきえていってしまうのだろう。
わたし、あなたを殺してしまったの。繰り返し、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も。
あなたもわたしを殺してしまった。わたしと同じくらいの回数を重ねていった。
しぬのはこわくない。またべつのいれものにはいっていくから。
こうして思い出せたのも私が一つの入れ物に沢山入ったからだった。とても悲しくなった。誰と話してもあなたの片鱗だけ。
だからきめたの。もとにもどそうって。
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