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2022.8 さんかくの外に出る
というブログを始めた。アメブロ。主に書評のサイトになる。気分によってはnoteにも投げる。
いろいろな人がいろいろなことを言っていて、私は黙ってネットを見ていた。
固まっていたというのが正しいかもしれない。たえず恐怖をあおられて情報ばかり追っている。そんな状態。
テレビやスマホ、パソコンという箱の外は静かで、周囲でも濃厚接触者だか何だかが出てはいたけれども、自分の周りはそれほど変わらない、しんとした夏だった。セミがあまり鳴かないなと思うくらい。
情報も何が正しいんだかさっぱりわからない。目の前の箱投げ捨てたほうがいいんじゃね? と思うけど、情報は取らないと生きていけない。
接している情報の階層で生死が決まるけれども、その情報が正しいか確かめるすべはほとんどない。
自分の身体で確かめられる現実はとても静かだ。今のところは。
欧米やアメリカを見ているといつスーパーから物がなくなるんだろうと思う。
そしてその情報は自分の身体では確かめられない、箱の中のものだということにイライラする。
流行り病で世界が分断されて、人と人との意見があまりにも違いすぎるので、この状態がいつなくなるんだろうと思いながら見ている。
似たような階層の情報が共鳴して、他の意見が目に入らなくなる。
ネットで調べものをしていても似たような情報しか出てこなくて、紙で手に入る情報は紙のほうが確実だということに気づいた。なので最近は本を読んでいる。
結局デカルトが正しかったなと思う。
我思う、ゆえに我あり。目の前の箱が私を混乱させるけれども、自分が正しいと思う道を進むしかないんだなと。
もうこのシステムのなかでは生きていけないんだねって思う。
システムのなかで抗わず、ただ外に出る。そのための準備を淡々としている。
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