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もうすぐパレードの時間になる。
結構いい場所を陣取れたので、その場でエレクトリーパレードがはじまるのを待つ。
「高良くん、今日のデートすごい楽しかったね。このあとのパレードも楽しみっ」
「だな。泉と来れてよかった。」
高良くんがあたしへと笑いかける。
かわいい。笑顔がすごく好きだと思う。
「たからきゅんはかわいいねぇ。」
思わずしみじみとそんな言葉が口から溢れた
「…、泉はいつも俺のことかわいいって言ってくるけど、それは男として見てねえって意味?」
そんなあたしに対して、高良くんが急に真面目な顔をして聞いてくる。
その表情にドキドキと心臓が鼓動を大きくした。
「…高良くんはあたしの中でちゃんと男の人だよ?」
「ならさ、、泉も俺と同じ気持ちかもって期待していいわけ?」
高良くんがあたしの目をジッと見つめて逸らさない。
「えっと、、それって…?」
もっとはっきりとした言葉が欲しい。同じ気持ちって、どんな気持ちのことを言ってるの?
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