14人が本棚に入れています
本棚に追加
ニッキーくんの周りはちやほらと人だかりが出来ていて、あたしたちもそこへと入っていく。
写真の順番を待ってる間、他の人たちの写真を代わりに撮ってあげたりして、あたしたちの順番が回ってきたときも別のカップルの人が「写真撮りますよ。」って声をかけてきてくれた。
やっぱり夢の国は最高だ。
そう思いながらも高良くんとニッキーくんを挟むように位置どって撮ってもらう。でもどうしても高良くんと撮りたいポーズがあった、だから
「すみませんっ、もう一枚違うポーズで撮ってもらってもいいですか?」
撮影してくれているおねえさんに声をかければ「もちろん、いいですよ!」と、優しい返答を頂いた。
やった!そうと決まれば「高良くんっ、ちょっとここきて!」
そう言ってニッキーくんの前の方へと高良くんの手を掴んで少ししゃがむような形になってもらうとあたしが後ろからぎゅっと抱きつくような形でくっついた。
「っは?泉これ恥ずいんだけどっ…!」
「いいからいいからっ!ほら、前向いて!ニッキーくんはあたしの肩掴んで後ろから顔だしてくれたらうれしいなっ」
そう伝えればさすが夢の国の住人。
言葉こそ発しないが瞬時にあたしの要望を叶えてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!