コミュ障には恋愛は難しい 2

新生活スタート

IT起業の再委託される多重下請け構造をなんとかしかたくてGoogloに入社。

「私が知らなかっただけなのかも」

IT企業はブラックだ。
元請主だったから知らなかっただけ。

『佐倉さん、ここを訂正して下さい』

言われた通りに訂正入れた方が悪くなると思いつつ言われた通りに訂正。

『佐倉さん、メーカーさんから指摘があり、訂正をお願いします』

訂正入れる前の状態に戻す。
振り回されている派遣会社のコーディネーターさんは心労で今にも倒れそう。

「真凛ちゃん、元気にしてるかな」

可愛い後輩の真凛ちゃん。
ストーカー気質の天才な元彼の執着で病んでしまった。

真凛ちゃんは才能あるAIエンジニア。
フリーランスで仕事を請け負っていたら、ヒットハンティングされ、安定した働きやすい職場に導かれるはず。

そう思ってフリーランス起業を勧め、信頼できると思った下請け企業を紹介して橋渡しをしたけど、苦労させる結果になってしまったかもと悔やんでしまう。

真凛ちゃんのストーカー気質な元カレにスマホでの会話やメール内容が筒抜けな気がして、Googloを去る事も、新しいプライベートの連絡先も伝える事ができなかった。