アーリーリタイアな生活

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アーリーリタイアな生活

私のせいで仕事に支障を出させたくない。 気晴らしだと連れ回される旅行に疲れたのもある。 小樽のマンション、また堂本さんと五木社長が来るかもしれない。 藤島さんの厚意に甘え、東京のご自宅にお邪魔する事にした。 藤島さんが同情から私と付き合おうと言ってるが、それは気の迷い。 「……ここまでしてくれなくていいのに」 Googloを退職してから、体重が5kg減った。 激務の中、毎日朝夕ウォーキングをし、ランチを抜いていたからだと思う。 東京に戻ってから、藤島さんはマネージャーなのもあり、毎日出社する。 ホームヘルパーさんが毎日午前9時に来てくれて、掃除と私の朝、昼、夕とおやつを用意してくれる。 滞在時間は1時間半だけど、リクエストは聞いてくれるけど、毎日全ての食事を用意されるから食べざるおけなく、楽だけど、ストレスを感じる。 「萌花さん、ただいま。出迎えてくれて嬉しいよ」 仕事柄、夜は接待で午後11事過ぎの帰宅で、接待無い日はメタボ回避にスポーツジム通いしてるから帰ってくるのは同じ時間。 「萌花さんが帰りを出迎えてくれるこの時間が1番幸せ」 午前5時起床で朝ランからの午前6時45分に出社するパーフェクト男は、 「萌花さん、まだ寝てていいよ。起こしてごめん」 朝活を邪魔されるのを嫌がる男で、同居生活を始めるもすれ違い生活を送っていた。
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