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素敵な夜ね
冷たい海
煌々と月が輝く夜
あの日
私は言葉を知った
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いつか
暖かな陽の光の中で
風に吹かれながら
アナタと踊ってみたいの
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月が傘をかぶる時
朝の蕾が花開く前に
逢いに来て欲しい
気づかれる前に
叱られる前に
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時間と海流で
シーグラスが作られるように
心に刺さった硝子が
きっと丸くなっていくの
尾びれじゃあ
陸の上は
歩けない
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朝日がもうすぐ登る
陸の上を歩けないけれど
アナタの隣で
笑いあっていたかった
想いは
海に還るの
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夢見心地な身体は
大きなゆりかごの中で
震えてる
冷たい海水に身体が包まれて
止まることのない泡
温かな想い出に
そっと目を閉じたんだ
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何かが腕を掴かみ
沈む身体が上へと上がる
波にさらわれないように
その手をとって
目を開けると
愛しい顔が見えた
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暖かな朝日に照らされて
2人、手を繋ぎ
砂浜を歩く
足跡には銀色の鱗が光る
風の精が追い風で背中を押す
小さな鼻歌が風に乗り
辺りにこだました
素敵な朝ね
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