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「はい。他の会員も今日は各々来られないようなので...今日は僕一人ですよ。
で、先輩は、こしあん、粒あんどちらが良いですか?」
「粒あんかな。」
「了解です。」
そう言うと、佐倉はお茶を入れる為に、給湯室に消えていった。
いつもは会員で騒がしいこの部屋も今日は、自分と佐倉しかいなくとても静かだ。
遠くから微かに吹奏楽部の、トランペットの音色が聞こえてくるほどに。
水沢は、茶色の合皮で出来たソファの上に腰を掛けた。
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