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遺書には俺に宛てた手紙と電話番号が書かれてあったそうだ。俺は翌日、竹中の死に心臓を抉られるほどの精神的な痛みを覚えながらお通夜に参列した。
棺に横たわる竹中を見ると、顔が醜い痣だらけで昔は天使と呼ばれていたのが嘘のように思えた。それは竹中だと言われないと気付かないほどの変わり様だった。
母親から遺書を渡された。俺はそれを読んで、終わらない悲しみに暮れた。竹中は人の幸せのために自らの人生を捧げられる本物の天使だ。
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