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着くなり来たのは名は知ってても普通にはいるには高くてとても利用できない三ツ星のレストラン。
「ちょっと待って、こんな所入るなんて知らないからドレスコードとか財布の中にもそんなに入ってないし!」
こんなレストランオフィスカジュアルみたいな格好して入っていい場所では無いことくらいさすがに弁えている。
「俺のツレだし個室に案内されるから大丈夫、それとお金は俺が連れてきたからそんなこと心配しなくていいの。」
そう言いながらもう帰さないけど?とでも言いたげに腰を抱かれてそのまま店に入ろうとする。
「いちいち腰を抱くな!距離が近い!」
「こういう場所ではそうやって暴れ回る方が恥ずかしいってこと覚えなね」
そう言われてしまえば黙るしかない。
ただでは転びたくないので、代わりに腰を抱いてきている手を思いっきりつねっといた。
蓮也はつねられた手をピクっと動かして、痛いのを我慢して店員と何かを話している。
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