65人が本棚に入れています
本棚に追加
「…私今日飲まないからね。あんたのせいで禁酒決めてんの」
「いやいや俺のせいって言うけどあの日の夜のことは同意だからね?それにあんなに善がってたじゃん」
「記憶ないって言ってんのよ、バカ」
店でとんでもないことを口走る蓮也にバカと罵倒の言葉を浴びせる。
本当最低すぎる、良いのは顔、スタイルだけ。
信じられ無さすぎ。
とりあえず運ばれてきた料理に「いただきます」と手を合わせた後、手を付ける。
早く食べ終わって帰ろう、と心に決めて特に何を話すでも無く食べ進める。
食べていると蓮也がこちらを見ていることに気付いて、視線を蓮也に移す。
「…何よ」
「いや、食べる姿が綺麗なのいいなって。美人で食べる姿も綺麗とかいい女じゃん」
「あんたに褒められても全くうれしくない。」
「素直にありがとうっていいなよ。」
なんていいながらも楽しそうに笑っている。
何でそんなに楽しそうなのかわからない。
最初のコメントを投稿しよう!