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しばらくそんな時間を過ごした後レストランから出て、店の前から自分で帰ろうとしたけど帰してもらえるはずもない。
「自分で帰るって言ってるでしょ!」
「だから送ってくって。遠慮しなくて良いよ」
「これが遠慮に見えるの最高にバカね!」
私の言葉に聞く耳を持たず、私の腕を引いてまた車の方まで戻っていく。
今だけは男性並みの力がほしい、そしたらまずはこのきれいな顔面ボコボコにするのに…!
車に乗らされて、変わらずスマホをぎゅっと握りしめる。
「家、どの辺なの?」
「ここの最寄り駅でいいから。」
「初めて会った時とは別人みたいな警戒心」
そう言いながら車を走らせる蓮也。
ムカつくけど運転してるその姿は格好いい。
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