Episode2

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それからバーなどのあいつが行きそう所はしばらく尽く避けた。 キスされたから避けてるんじゃなくて、1度お酒に溺れて抱かれた上にそんな男と少しでも友人関係なら…?なんて思いそうになってしまった自分の警戒心の無さに心底呆れたのもあった。 そしてあの男は実際また2度目も手を出そうとしてきていたと思う。 そんなに鈍い男じゃないはずなのに、私の気持ちを知った上で獲物を狙うみたいなあの目も、何もかも嫌になった。 本当に、危険なの。 今もこんな事をずっと考えてしまってる事も。 あの男をただ嫌いで済ませられず避けなきゃいけない事も。 気を付けなきゃ行けないのは、あの男だけじゃなかった。
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