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────Side 蓮也
ただただ興味本位だった。
あまり好きではないけどデスクワークをこなしていると、ノックする音が聞こえた。
「入って」
そう伝えるとドアが開いてドアの所で秘書が一礼して入ってくる。
「社長、調べていたある女性の情報が一通り揃えられましたので報告いたします。」
暇な合間でいいからと自分の権限を使って秘書に美結の情報を集めさせていた。
人材をそんなふうに扱うなとか、プライバシーの侵害よとかあの子にバレたら言われそうだけどその分の対価は払ってるし俺的には何も問題がない。
貰った資料の中には今の勤務先で何しているとか、家の住所や大体の1日の動きなどが書かれている。
適当に調べといてと言っただけなのに報告書は割とうまくまとめられている。
「ありがとう、手当は付けとく。下がって良いよ」
それだけ言うとまた一礼して下がっていく。
あんなふうに楯突いてくる女初めてだし、ああいう女が誰かに溺れるように好きになったらどうなるのか単純に気になる。
それに最近簡単に落とせる女ばっかで張り合いもなかったし、たまにはゆっくり長期戦で遊ぶのも悪くない。
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