Prologue

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「この近くのホテルで、一夜過ごしてみない?俺達相性いいかもしれないし」 そう笑う男の顔を見たのを最後にそこからの記憶がない。 「…っ」 目を覚ますと頭痛に苦しめられた。 ガンガンする。 身体を起こすと、誰かの声が聞こえた。 「今から行く、資料だけ乗せといて」 黒いシャツに身を通しながら電話している男の人がいる。 「あ、悪い。もう切る。」 こちらに目をやってそれだけ言うと、近付いてきて優しく微笑んでくる。
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