Episode1

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同僚の反応は想像つくし、ツッコミが面倒だけど話としては面白いから話そう。 週明けの月曜日に話すことでこの話を綺麗に精算することとした。 身体の相性とかは何も覚えてないのでわかるはず無い。 そう考えたら数年ぶりの行為がどういう気持ちになったかとか何も覚えてない、というか感じること無く終わったのはそこだけ残念だなと思う。 そういやあの男…。 “寂しくなったらまた遊んであげる” とか言ってた? 思い出して身震いした。 いやいや、悪寒がしたけどもう会うこと無いんだから。と必死に言い聞かせていた。 あの怪しい笑顔だけは簡単に忘れられないかもしれない。 言ったことを実現してしまいそうな表情。 ああ、顔は良くても苦手かもしれない、そもそも誰にでも手を出す男は好きじゃなかった。 危ない、顔がいいからって騙されるところだったわ。 なんて思いながら急いで家に帰って、休むことにした。
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