ひなタッチとこうタッチ

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ひなタッチとこうタッチ

私、瀬名日向(せなひなた)森本幸助(もりもとこうすけ)との出会いは 今から15年前のことであります。 校庭で、一年先輩のテニス部の子に 告白している男子生徒 「あの、水木先輩 好きです。付き合ってください。」 ペコリと頭を下げる男子生徒 水木先輩は、鼻先で笑い。 「ごめんね、年下には興味ないの? ましてや、帰宅部の子なんか」 そう言うと、サッサと帰って行った。 その場に残された男子生徒が同じクラスの森本幸助だった。 視線を感じたのか? こっちを見て 頭を掻き 「あゝカッコ悪いところ見られちまったなぁ」 私は激しく首を横に振り 「そんなことないよ 森本くん、かっこよかったよ 一生懸命に告白してたと思うよ 勇気のいることだと思う」 「あはは🤣 ありがとう瀬名さん いや、今日からキミをひなタッチと呼ぼう‼️」 「なら、私はこうタッチと呼ぶ‼️」 「あゝ、構わん 好きなように呼んでくれ」
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