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褒めて伸びる子日向
何となく2人で帰ることが多かった。
後で仲間たちが2人にしてあげたかったと聞いた。
「ひなタッチ、アイツら何やら誤解しとんか?
俺たちを2人っきりで下校されるのは?」
「そっかなあ?」
「俺はひなタッチが嫌やなければ構わんけど」
「嫌やないで、話面白いし」
「ところであまえさんさぁ
大学どこへ行くん」
「できればこうタッチと同じところがええと思うんだけど
私のおつむだと無理かとおもうの」
「それは何と答えればええ
まだ、2年近くあるんだから
これからもう勉強したらええやろ」
「うん、そうなんだけど」
「諦めんなよ
よければ俺見てやるし」
それから、私は幸助と放課後図書館でもう勉強をした。
「真面目にやっとんのかぁ」
むっ
「やってる!」
「フグみたいに顔膨らませんな
笑けてくるがな」
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