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「あんたは何してんの。とっくに定時過ぎてるでしょ。」
「本当に残業してお疲れだろう同期を癒そうと思って。」
「余計なお世話、どうもありがとう」
そういいながら話すと榊は隣のデスクの椅子に腰を下ろして缶コーヒーを開けている。
何でくつろぐ気なんだこいつ。
ひとまず私は仕事が終わってないので早く終わらせるしかない。
早く終わらせてこの男から距離を取らなきゃ。
こんな時に残業するなんて本当ついていない。
「てか、何で今日様子変だったわけ」
「え?」
「元気なかったろ。」
本当こういうところ気付いてくるのよね、この男。
無意識に他の女の子にもそういうことしてるから、モテるんだろうな。
納得でしかない。
というか私恋愛する気本当にないのに、仮恋人とか作ってるのが変なんだった。
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