調教師の調教日記

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その日はもう良いと言われてしまい、寝室で青年は俺を抱きしめながら眠りについて、俺も眠りについたがまだ青年が目覚めていないのに目が覚めてしまう。 早朝から夜中まで散々他人に調教してきた為、早く目が覚めてしまったのだろう。青年を見れば整った顔立ちも相まって美しい寝顔をしていて、見つめていればどこからかアラームが鳴り青年は突然目を開いてビクッとしてしまった。 「あぁ、おはよう玲。ふぁ~。今日は会社に行って会議をして…それから?」 アラームを鳴らし続けていたスマホを手に取りアラームを消してスケジュールを見ている様子だった。また欠伸をしてからベッドから降り、着替え始めてゆく。起き上がって見ていれば、改めてカッコイイ人だなと思ってしまう。 「おはようございます」 「とりあえず朝食を食べて会社へ行くから、俺が帰ってくる頃には俺のがすんなり入るようにしておけ。出来るだろ?」 「かしこまりました」 「あぁ忘れる所だった」 そう言って青年は私へスマホを手渡してきた。受け取って見れば、それは新しく綺麗で傷一つ無い。起動してみればアプリもほとんど入っておらず、通話機能とメール機能しかない。 連絡帳を開いてみれば、西園寺智将(さいおんじ ともまさ)という一人の名前しか登録されていない。この名前…聞き覚えがあるが…
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