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「はぁ・・・まさかライブ以外でユイに会えるなんて・・・」
私は自分の部屋で今日1日会った事を振り返った。というか、今日はいろいろな事があり過ぎたのだ。まさかユイが自分のバイト先で遭遇するとは思わなかったし、認知されてるとも思ってなかった。
「ライブ以外でユイに会えるなんて幸せかよ・・・」
私はそう呟いたが、それと同時に少し虚しさも感じた。
「私ももう少しアイドル練習生を続けていたらデビューできたのかなぁ・・・」
そして、私は『Wave Of Future』のホームページを見た。そこには一次審査受け付け中の文字が書かれていた。やはりユイはこのオーディションを受けるためにグリパレを脱退するのだろうか。そして私自身、今度こそアイドルになれるのかもしれないとも思っていた。
「いや、アイドルはユイみたいに輝くオーラがある人がなるものだし、私はもうアイドルになる事は諦めがついてるから・・・」
そう自分に言い聞かせ、私は眠りについた。
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