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「あれ・・・?ここは・・・?」
私は気づいたら、ステージの舞台裏みたいな場所にいた。しかも服もアイドル衣装っぽいのを着ていた。
「ほらセナ、行くよ!」
同じアイドルグループのメンバーっぽい子の1人が私に声をかけた。
「あっ、うん!」
私はそう言って、ステージに行った。
なぜ私が急にアイドルになってるんだ?もうとっくに夢のままで終わらせていたのに。
そう思いつつも、ステージのセンターに立った。
「みんな〜!今日は盛り上がっていくよ〜!」
「オォーーーーー!」
私のかけ声と共に観客席からは大きな歓声があがる。それと同時に、最初の曲が始まる。私は曲に合わせて歌ったり踊ったりする。そして、すべての曲が終わり握手会の時間に移る。
「ありがとうございました!次の人、どうぞ!」
「あっ、あの!」
「あっ・・・」
私の目の前に現れたのは、ユイが今より少し幼くなったような子だった。
「私、セナちゃんの事が大好きです!」
「あはは、ありがとう!でも、私なんかでいいの?」
「はい!私、アイドル目指してるんですけど、セナちゃんみたいなアイドルになりたいんです!」
「本当!?嬉しいな〜。また来てね!」
「はい!」
・・・
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