諦めきれない夢

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「はっ!・・・夢か。」 どうやら私は夢を見ていたようだ。 それも私がアイドルという夢を叶えてステージに立ってライブをするという夢。さらにライブ後の握手会にはユイが今より少し小さくなったような子が来て私の事が好きとまで言っていた。 「ハハ、そうだよね。私みたいにオーラも無い普通の人間がアイドルになるなんて夢みたいな話だよね・・・」 そうだ。アイドルというのは選ばれし特別な人間だけがなれるものだ。私みたいな凡人がアイドルデビューだなんて夢のまた夢なんだ。 でも、私は感じてしまった。アイドルは見て応援するのが一番と思っている反面、心の中がモヤモヤする感覚を。 「あ〜、何なんだこの感覚は!」 ちなみに今日はバイトも休みだ。私は洗顔して朝食を食べて歯磨きをしたらジャージに着替えた。なぜなら、私は何となく運動したい気分だったのだ。
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