諦めきれない夢

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私は気分転換に少しジョギングをするつもりだった。ジョギングの距離は少しにしたはずだったのに・・・ 「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 私は少しの距離を走っただけで息切れしてしまったのだ。それもそのはず。大学に入学してからは運動は大してやっておらず、大学に行ってバイトに行っての日々を3年間過ごしていたのだから。アイドル練習生の時とはまるで違うのだ。 「ちょっと待って・・・私ってこんなに体力無かった・・・?」 とはいえ、私もここまで体力が落ちているとは思ってなかったのだ。 「じゃあ、身体も硬くなってるって事・・・?」 私は柔軟体操をやる。 「いっ、痛たたたた・・・」 案の定、身体も硬くなっていた。 「あれ?昨日ぶりですね。」 「えっ、ユイ!?どうしてここに!?」 「ジョギングしに来たんですよ。ここの公園のジョギングコースは良いですからね。宮原さんは?」 「あ〜、私は気晴らしに走りに来ただけだよ・・・」 「だったら、私と一緒に走りましょう!」 なっ、今度は推しと一緒にジョギングだと!? 私は興奮するのを抑えて頷いた。
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