2度目の

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2度目の

それからしばらく経ったある日の昼下がり。 この時間はお昼を食べ終えて満腹で、陽も当たってぽかぽかで、余計に眠たさを誘われてしまう。 このまま眠ってしまいたい気もするけど、目の前のデスクに目を向ければ見たくもない書類にうんざりする。 コーヒーでも淹れに行こうかと席を立つ時に、隣に居る一ノ瀬先輩に声を掛ける。 「先輩、コーヒー飲みます?」 「いや、この後出てそのまま直帰するから。」 「あ、そう言ってましたよね。」 「そ、だから君も良い所で今日は帰りなね。」 「了解です。」 そう返事をして出る準備をする先輩を見ていると、ふと先輩の顔がこちらに向く。 そして目が合って、1…2…3…と目があってしまった。 「(な、何?)」 首を傾げると、先輩が「日曜日、何か予定ある?」と聞いてきた。 何でそんな事を聞くのかわからないけど「いえ、特に無いですけど。」と答えると先輩は「そう」と返事をして鞄に目を向ける。 「(な、なんなんだ?)」 鞄を持ってもう出ようとしている先輩を見ていると「日曜日、そのまま空けといて。後で詳細送る」と言いながら行ってしまった。 日曜日空けといて…?全く意図がわからない言葉に困惑が止まらなかった。
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