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ここはノロ家。
そこに、兄と妹が睨み合っている。
「おいノロ聞こえなかったのか?ジュースを飲ませろと言ってるんだよ」
「嫌だね。私はアンタにジュースなんて飲ませないよ」
兄はフディオ。傲慢な兄にして、ノロに常にジュースをせびってくる悪質な男だ。
妹はノロ。常にクール。謎を色々と秘めた少女だ。
痺れを切らしたフディオが飛びかかった。
「ジュースを寄越せえええぇ!!」
ノロは華麗な身のこなしで攻撃を避ける。
ドカーーーーン!!
フディオは壁にぶつかった。
その拍子に仕掛けがあったのか、無数の弓矢がフディオに突き刺さる。
グサグサグサ!!
「ぎゃああああぁ!!」フディオは断末魔を上げた。
矢は鋭い勢いで飛ばされたので、フディオは全身串刺しとなり、致命傷を負ったかに見えた。
「クックック、こうなる事を見越して仕掛けを作ってたのさ。アンタにピッタリな姿だよ。クックック…」
ノロは妖しく笑う。しかもスマホでカメラまで撮る。
「良いのが撮れたね。クラスのみんな喜ぶよクックック…」
フディオはギッとノロを睨みつけた。
「やるの?良いよ、アンタはその程度で死ぬようなタマじゃないでしょ?いつでも相手してあげるよ♪」
とノロは煽った。
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