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ノーナはノロに電話をかける。
「ノロ?お兄ちゃんはノロがやっつけたんだよね?」
『ノーナか、どうしたのさ突然に?』
向こうからやや低く棒読みのような声がする。
「スイーツ城がまた息巻いちゃってさ」
『心配ないよ。兄貴は私がやっつけた』
ノロがこう答えた。
「良かった。スイーツ城が張り切る前に止めないと」
とノーナは言う。
「大丈夫ですよフディオはいなくなりましただからだから、訓練なんてする必要ありません!」
「備えが肝心ですノーナさん貴女は引っ込んでてください!」
ミールがそう言い放つ。
「そしてそして、これはウチが決めた事なんや!」
その後威厳を放つ影が現れた。
「「チイチイママ!!」」
崇めるスイーツ隊員達。
チイチイ。スイーツ城のママで実質王族のミンミル兄妹の次に偉く彼女が殆ど実権を握っていると言って良い。
チイチイは言った。
「フディオはウチですら隙を見せなんだ。いつの間にかアイツに回り込まれたんや」と。
「「なんですとっ!??」」
騒ぐ隊員達。
「あのチイチイママが敵わなかったなんて…」
「相当な強敵に違いない…」
そう、あの男はチイチイですら気配を感じる事ができずフディオに戦闘不能にされたのだ。
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