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メフィストの話を訊き終えて、俺はなるほどなと得心をえていた。ようするに、この少年は俺に遊んでほしいのだろう。探偵ごっこを一緒にしたいと、そう言っているのだ。俺もさほど時間があるわけではないが、邪険にするのはかわいそうな気がしないでもない。それに、すこし一緒に遊んであげればメフィストも満足することだろう。
姉よ、すまないな。どうやらすこし帰りが遅くなりそうだ。はたして煮込み時間は足りるのだろうかと、俺はカレーの心配をしていた。
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