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「…俺は、リュウガ。ていうか、ココロを守る、って、なんだよ…」
「リュウガくんって言うんだね!かっこいいなぁ!!僕ね、リュウガくんに、笑っていてほしいんだ。だから、来たよ。リュウガくんの悲しいココロに、笑顔の花を咲かせること!それが、僕の役目だから☆」
スマイルくんは、ニコニコ笑顔で、自信満々に、"僕に任せて!"と言わんばかりに、右手で胸を叩きます。
スマイルくんがさっきまでいた場所は、人間の"ココロ"の中でした。
「…俺に、笑っててほしい?いいよ、別に。もう、笑えねぇし…。どうせ、死ぬし…」
そう言って俯くリュウガくんに、スマイルくんは、元気よくこう言いました。
「大丈夫!僕がいるよ!ちょっとだけ、目を閉じてて?」
スマイルくんの言葉に、リュウガくんはため息をつきながらも、目を閉じてくれました。
そして、少ししてから、スマイルくんが、リュウガくんに目を開けるよう、言いました。
リュウガくんは、そっと、目を開けます。
すると、目の前には……。
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