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「スマイル、だっけ?お前の変顔に、笑えなくて、ごめんな…?けど、ありがとな。最期に、こんな俺のこと、気にかけてくれる奴に出会えて、良かった。じゃあな…」
そう言って、リュウガくんが、柵を乗り越えようとしたその時です。
「待って〜!!僕のおやつ、あげる!だから、いなくならないで…?いなくなっちゃったら、一緒に、おやつ、食べれなくなっちゃうよ…」
ヨルくんが現れて、リュウガくんに、自分の大好きな抹茶のロールケーキをあげようとします。
けれど、リュウガくんは、受け取ってくれません。
「ぼ、僕!ヨルくん!キミに、素敵な眠りを届けること!それが、役目なんだ。だから、僕のおやつ、食べて…?甘いものは、キミを幸せにするから。そしたら、素敵な眠りにつけて、素敵な朝を迎えられるよ…?」
困っているスマイルくんのため、そして、悲しんでいるリュウガくんのために、ヨルくんが、助けに来てくれたのです。
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