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誰かは、首を傾げるだけで、叫びながら走って行ったスマイルくんのことなど、気にも止めずに、再び、キラリと光る先のとがった物を、何かに、ブスっと刺していきました。
スマイルくんは恐怖のあまり、全力で、仲間の元へ急ぎます。
「お守りさん！！オバケだよ〜！！！怖いよぉ！！」
そう言って、スマイルくんは、仲間である、お守りさんに飛び付きました。
お守りさんは、薄いグリーン色の、お守りの形をした顔を持ち、肩から、ショルダーバッグのような、お守り袋を下げているのが特徴です。
もちろん、口にくわえた、四つ葉のクローバーも忘れてはいけませんよ。
「スマイルくん。どうした？何かあったのか？」
お守りさんはびっくりしながらも、スマイルくんを心配し、抱きしめました。
「オバケだよ、オバケ〜！！怖いよぉ〜！！」
お守りさんの隣にいた、ピンクのハートの顔を持つ、ハートちゃんが、
「オバケなんていないわ。大丈夫よ」
と、スマイルくんを安心させます。
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