ハロウィン前夜

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ヨルくんは、仲間の中で一番の食いしん坊さん。 お菓子が大好きなので、ついつい、仲間の分のお菓子も、食べてしまうようです。 「もう〜ヨルくんったら」 ハートちゃんは困った顔をして、両手を腰に当てると頬を膨らませました。 「ヨルくん。おやつ、食べるのはいいけど、でも、電気つけないのは、良くないぞー?」 スマイルくんはそう言って、ヨルくんの肩をバシバシ(たた)きました。 「電気つけたら、バレちゃうかな、って…」 口を尖らせながら、そう言うヨルくんに、お守りさんが優しく言います。 「オバケじゃなくて、ヨルくんで安心したぞ。本当にオバケだったら、スマイルくんが気絶しているところだ。ヨルくん。お腹が空いているなら、おにぎりか何か、作るぞ?」 「おにぎり…。食べる〜!!」 ヨルくんはよだれを垂らしながら、満面の笑みで、大はしゃぎ。 本当にヨルくんは、食いしん坊さん。 みんなの分のケーキも食べちゃったのに、まだ、お腹に入るようですよ。
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