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「よし!今から作るから、少し待っていてくれ」
お守りさんはそう言うと、早速、おにぎりを作り始めました。
「みんなの分も…。ケーキ、食べちゃって、ごめんね…?」
おにぎりを作るお守りさんの傍で、ヨルくんが、みんなにそう、謝りました。
すると、ハートちゃんがヨルくんを優しく抱きしめて、
「お腹空いちゃってたんだから、仕方ないわ。でも、今度から、食べるときは、言ってね?こんな遅くに、電気もつけてなかったら、びっくりしちゃうから」
と言いました。
ヨルくんは、"うん"と笑顔で頷きました。
「出来たぞ!卵焼きも焼いたんだ」
そう言って、お守りさんは、塩むすびと甘い卵焼きを、皿にのせました。
「うわぁ。いっただっきま〜す!」
目をキラキラさせながら、ヨルくんはまず、卵焼きにかぶりつきました。
「あま〜い!僕、甘い卵焼き、だ〜いすき♡おにぎりも、だ〜いすき♡」
ヨルくんは幸せそうに、大きな口を開けて、もぐもぐ頬張ります。
「…ヨルくん見てたら、なんだか私までお腹空いて来ちゃった…」
ハートちゃんは、少し恥ずかしそうに、そう呟きました。
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