第2章

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第2章

ダンジョンの深部に進むにつれて、モンスターはますます強くなっていった。空は何度も傷を負い、倒れそうになる。 しかし、そのたびにおじいちゃんの言葉が頭に浮かぶ。 「諦めるな…」 その言葉を思い出すたびに、空の炎は一瞬だけ強くなった。 小さな火の玉だったものが、次第に大きな炎の刃へと変わっていく。 空は驚きながらも、自分の力を信じて戦い続けた。 「俺は、火を操る魔法使いなんだ!」 空は叫び、勇気を振り絞って次の敵に立ち向かった。 ついに、彼はダンジョンの最深部にたどり着く。 そこには黄金の目を持つ巨大なドラゴンが待ち受けていた。 ドラゴンは空を見下ろしながら、深く唸り声を上げた。 その威圧感に一瞬怯みそうになるが、空は歯を食いしばり、拳を握りしめた。 「ここまで来たんだ…俺は、諦めない…!」 ドラゴンとの戦いは凄まじいものだった。 ドラゴンのブレスはまるで灼熱の太陽のように熱く、空は必死にその攻撃をかわし続けた。 しかし、次第に追い詰められていき、ついにドラゴンのブレスが彼に直撃しそうになる。
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